ROMES06
空港を舞台にしたサスペンス小説 ROMES06 をとりあえず読了。
もっとハードボイルドな内容かと思っていたんだけど、わりと読みやすかった。文庫本616ページは一気に読めてしまいました。今度 NHK でドラマ化されるらしいんだけど、ちょっとこの原作とは雰囲気が違うっぽい感じですね。
詳しくは今度書きます。
<追記>
書きました(笑)。続きを読んでください。
関西地方にある海に浮かぶ西日本国際空港(モデルは関西空港なので、それを思い浮かべるとわかりやすい)は、最先端の施設警備システム「ROMES」によって守られている。ROMES の管理者は開発会社である保険会社ヒンデルから出向してきている成嶋優弥。
この ROMES は大変複雑なシステムで、全貌を知っているのは成嶋一人だけ。警備チームのメンバーは少しずつシステムを教わっている。
毎回のように届く脅迫状の中に、いたずらとは言い切れないものも届き始めたある日、 ROMES の警報装置が作動。西日本国際空港に対するテロが始まったが、成嶋がそのテロを阻止しようと奮闘するのである…
というあらすじ。
全体的にはとてもよくできた内容だと思います。それと同時に、テロリスト側、警備側の描き方は「よくあるやり方だなぁ」という印象もありました。五條瑛さんの本は初めて読んだのですが、この人独特の描写という感じはあまりなかったと思います。
それでも、主人公である成嶋と彼を支える砂村など、人物描写はとても丁寧で、前半にはあまり出てこないんですが、中盤からは人物がとても浮き上がってくる感じがしました。なので、人物に対しては感情移入しやすかったと思います。
テロリストの動機は、空港全体を混乱に陥れるという犯罪を実行するには少しばかり弱い感じもしました。うっすらとテロリストの全貌が見え始めるころには、ちょっとリアリティに欠ける気がしたし、テロリストの親玉の最期もちょっとあっけなかった気がしました。テーマや人物が魅力的なのに、読後感はとてもあっさりした感じだったのは、ちょっともったいないかな?
それでも、警備チームの人物が魅力的なので、600ページを一気に読めてしまいました。
続編というわけではないらしいですが、 ROMES が出てくるという「ROMES06 誘惑の女神」もあるらしい。
No related posts.




ROMES 06
空港防御システム「ROMES」を導入した西日本国際空港だが、そのシステムを扱う警備チーム最高責任者としてやってきた成嶋は、愛犬ハルと戯れるばかりであてにならず。早くROMESを知り…